口金ハンドバック・ガルーシャ仕様
今回仕上がった時の天崎は、いい鞄だ、こんなの売ってないぞ、と満足そうでした。
口金バックについては毎回仕上がる度に何か発言するのでちょっと楽しみになっています。
基本、自画自賛ですが。
この口金、以前にもお話ししていますが100年経っているものです。
3枚目の画像を見ていただくと口金上部分が波打っているように見えないでしょうか?
この少し歪な質感は暖かみがあり、古き良き時代を感じさせてくれます。
開閉のつまみは普通で考えるとセンターに付けると思うのですが、少しずれています。
中に鍵の金具が付いているという理由はあるのですが、
それをずらしてセンターに付けるという考えもあります。
でもあえてセンターでない。
つまみがセンターである意味がないという事ですね。
決まりのないものづくりって面白い。
今はものが溢れかえっていて、私たちはあまり色々なものを見ません。
昔のものから知恵やデザインやまじめなものづくりを学ぶことの方が多いです。
ガルーシャは100年もつ革と言われています、口金はすでに100年経っている、なんだか考えただけでこれからのこのバックの事が楽しみになってきます。
和装にも洋装にもあういいバックに仕上がりました。
ありがとうございました。
posted by tochca at 15:06|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
がま口